凡人の「FIRE」は地獄を見る

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前回は“健康的に長く働くこと”について書きました。記事の終盤でも言及しましたが、昔は強く憧れていた「FIRE」から、今は「FI」は目指すけれど「RE」はしない方が無難だと思っています。今回はその辺りを掘り下げていこうと思います。

凡人の「FIRE」は地獄を見る

「FIRE」が生まれた背景

自分の例ですが、研修医の時に「FIRE」したいと考えていたのは心に余裕が無かったからです。そこまで忙しい研修ではありませんでしたが、自分でコントロール出来ない時間が多く、この状態が一生続くことに危機感を覚えたからです。

 

もちろん同時期に米国株を中心とした資産バブルがあり、「FIREムーブメント」の声が大きくなった影響があります。

 

実際、20代から高収入を得ることが出来る人たちは「倹約+投資」で再現性を持って「FIRE」に辿り着くことは可能だと思います。給与の8割を投資に回すサイクルをひたすらに繰り返した三菱サラリーマンさんが代表的な例です。

快適な労働環境を手に入れた今

当時のブログを読み返しても心に余裕がなく視野が狭くなっていました。しかし、快適な労働環境を手に入れた今、仕事を辞めたいとは思いません。

 

なぜならば、リタイアの準備が出来ていないからです。

 

人生の時間を有効に使うためには下記の2つが必須です。

①熱中できる何かがあるか

②社会資本を築いているか 

 

僕にも趣味はありますが、現在の余暇以上の時間を使ってまでやることはないです。試験勉強中に読む漫画が面白いのと同じで、限られた時間だから面白く感じる面があり、わざわざ暇人になってまでやりたいと思うことは何一つないです。

 

社会資本も同様です。社会から孤立して生きていけるほど強固なコミュニティはないですし、仮に結婚しても、仕事を辞めて良い家庭になる図が描けません。

リタイアには準備が必要

待ち望んだリタイアの先に待ち構えているのは何もない自分と向き合う辛い時間かもしれません。少なくとも今の僕には何もありません。だからこそ準備が必要です。

 

”何もかも蔑ろにして一直線にリタイアに向かうのではなく、今の時間を大切に使って良い状態を保ちつつ、より多くの時間でより幸せになれるならリタイアする。”

 

これが僕の理想的なリタイアです。

 

前の記事で健康的に長く働くことを書きましたが、これは良い状態を保ち、いつでもリタイア出来るように準備することでもあります。凡人らしい生き方です。

凡人は凡人らしく

「楽しいことを仕事に」というのは最近よく聞くフレーズですが、凡人には向かない生き方だと思います。特に僕みたいなやりたいことはなく、勉強が得意だったから医者になったような薄い人間には今更感満載です。

 

そんな薄い人間がリタイアしたところで地獄を見るのは明らかです。それよりも限られた時間の中で、もしもコレだ!と言える奇跡の炎が育った場合に備えてボチボチ薪を集めておくほうが賢明だと思います。

 

凡人らしく環境に合わせた解を見つけるような考え方が僕には向いてます。数年前は絶望的だと思っていましたが、今ではポジティブな考えで人生を見渡せるようになりました。働くにしても程度が大事ですね。