働きたくない人の仕事選びのすゝめ

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今回は僕が考えている仕事の選び方を書いてみようと思います。

圧倒的に数が多いと思う、明確にやりたいことが決まってない人向けへの記事です。

働きたくない人の仕事選び

僕が学生時代から繰り返していたセリフに「働きたくない」があります。そんなこと言うと各方面から槍が飛んできそうですが、偏差値だけで医学部選んだような人間の多くは似たようなもので、大なり小なり楽したいと考えている人はいます。

 

そんな賢いけれど志のない学生も、度重なる洗脳教育によって奴隷医になるわけですが、僕の場合は「働きたくない」の脳に占める割合が相当なものであり、洗脳されずに今に至ります。

 

似た人はこの業界で所謂QOLを重視します。研修選びでも給与が高いところだったり、楽して過ごせそうな場所を好みます。そして、その後の進路も救急がなかったり、手技が少なかったりする所に進む人が多い印象です。

 

そこで今回の記事ですが、特定の科が良いとか、どろっぽ医を勧める話ではありません。僕みたいなQOLを重視する働きたくない人≒やりたいことがない人に、本当は大事にして欲しい仕事選びの基準についてです。

状態を重視した仕事選び

最初にやってはいけないと思うことは、”楽な仕事で疲弊すること”です。最初は楽そうに見える所に飛び込んだけど、内部は非常に糞な所で、実務は楽だけど実務以外に多くのストレスがあるパターンです。

 

目的がある場合は別で、苦の先に明確な道があるなら良いです。単年で稼ぎ切るとか、開業を見据えるなど。あえて自分でポジションを取っている場合は戦略ですが、楽を基準に選んで疲弊しては元も子もないです。

 

そこで考えてほしい基準は「やっていて苦じゃないこと」です。QOLと似ているようですが、ニュアンスが違います。先に述べたような定時で帰るとか、救急がないとかは一つの要素ではありますが、僕が言いたいのはトータルでの苦痛の少なさです。

 

意外に思われるかもしれませんが、僕は自分が納得している中で時間外労働をしたり、時間外に呼び出されるのは苦に感じません。それよりも納得していない時間を無自覚に奪われることに最大限の苦痛を感じます。

 

実務が楽という一つのファクターに囚われるのではなく、自分が何を苦痛に感じるかを真剣に考えてみるのは大事だと思います。何科が楽ですか?と人に聞くのは失敗する確率が高く、その人の特性や環境によっては苦痛かもしれません。

僕の失敗談も踏まえて

そうは言っても新専門医制度、医局、ブラック労働といった実務外の苦痛が多いので難しいことかもしれません。僕も初期研修の回り方が悪く、かつリサーチ不足だったのでダメなパターンでした。

 

僕は学生時代からQOLで進む科を決めつけていましたが、内部に入ってみると自分にとって苦痛度が許容できないレベルで辞めました。当時は目論見と違っていたので相当に悩みましたが、振り返ってみても辞めて良かったと思います。

 

そして現職が駄目だった際、臨床に出戻るために最後に回った科はボスが非常に有能で、労働環境も良く、おそらく進んでいても「苦には感じにくい」に分類される所だったと思います。学生の時には考えてもない所だったので、決めつけは良くないですね。

 

科の特性や将来性など色々なファクターがありますが、置かれた場所次第です。もちろんずっと同じ場所に居るわけではないですが、明確にやりたいことがあるわけではないならば、状態を重視して選ぶべきだと思います。

最後に

やりたいことを持っている人は内なる炎を燃やせば良いと思います。しかし、大多数の人は持ってません。仮に持っていたとしても仕事と繋げることは難しいです。

 

僕みたいな凡人の場合、仕事にするなら苦痛に感じにくいもの。そこで見つけた小さな炎を育てれば良いと思います。これが楽しめる状態というもので、心から楽しめるものを見つけるのは難しいですが、楽しめる状態は作れます。

 

苦痛の感じ方は人それぞれであり、もしかしたらQOLを重視している人も、定時に帰ることが出来ても何らかの苦痛を味わっている一方で、本当は実務がハードでも環境によっては良い状態かもしれません。

 

どう感じるかは人それぞれです。もし悩んでいる人がいるなら、自分のスコアをつけてみて、何を苦痛に感じ、何なら許容できるかを今一度考えてみてはどうでしょうか。