労働改善ムーブメントについて

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ツイッターやニュースを見ていると過重労働や無給医に対する関心が高まっていて、最近では弁護士さんが積極的に動いてますね。まぁぶっちゃけ、弁護士さんが動くのは時間外労働の訴訟は勝てる見込みが高いので、良い案件なんでしょう笑。

 

 

さて、今回は唐突ですが口の悪い記事です。僕が疑問に思っているのは、何で今のタイミングで一気に声が上がり始めているのかについて。超穿った見方から書きます。

労働改善ムーブメントについて

もちろん日本全国で働き方改革が叫ばれていて、その中でブラック環境である勤務医にスポットが当てられているのが大きな要因だと思います。NHKが無給医というワードを作り、たぬきち先生のような声を上げる医師の存在も大きいと思います。

 

しかし疑問に思うのは、なんで今になって声が大きくなったかです。昔の環境をよく知っているわけではないですが、昔もブラックな環境で働いていたと思います。ていうか今よりも酷かったのではないでしょうか。

 

実際、研修医の労働環境はホワイト化しています。労基が入った病院は直明けや時間外労働に対して敏感です。この傾向は広がる一方だと思います。

 

この労働環境を改善しようとするムーブメントの要因は何なのでしょうか。穿った見方ですが、今まで『金』以外の方法で回復させていたコストが無くなり、『金』を貰うか休まないと労務提供が出来なくなったためだと思います。

 

再生産コストについては下記のブログで解説されているのでご参照下さい。

qoltimeandmoney.hatenablog.com

imadakintoki.com

 

簡単に言うと、労働力の再生産コストは『明日も元気に働くために必要なコスト』です。僕らの給料は、明日働くための労働力を回復させるためにあるものです。

 

そう考えると、無給医ないし時間外労働の未払いは、本来なら労働者は許容できないはずです。なぜならば、回復するためのコストが足りないので労務提供出来ません。

 

ではなぜ今まで許容出来たのかというと、お金以外の見えないものに沢山の魅力があったからだと思います。『名誉』『やりがい』『モテ』『面白み』などです。

 

 

ピエール先生が以前に面白い発言をされてましたが、『性的欲求』を満たすことも一部の人(非モテ)には立派なコストだと思います。男に限った話ですが、ピンク病院の医者の方がイキイキとしてますよ笑。※推奨してるわけではないです。

 

『やりがい』だってそうです。今の日本の医療現場を見てモチベーションが上がらない人も大勢いるでしょう。コードブルーの世界はどこにもないですからね。

 

クレーム言う患者も多く、袖の下も減ってます。今までのように『お医者様』っていう雰囲気も薄れつつあり、社会的立場も相対的には下がっているかもしれません。

 

専門医の話題でも、理事長は『誇り』と言ってますが、今の人はそんな話よりも『金』をよこせと思っているから、不要論やインセンティブ論が出るんですよ。

 

このように『金』以外の魅力が目減りし、労働力が回復できない現状では、ギャップを埋めるために金を与えるか、休んでコストを下げるしかありません。故に労働環境を変えましょうという流れになっていると思います。 

 

医者もふつうの労働者ってことですね。