今回は最近話題の”老後2000万円貯蓄問題”に関して考えたことを書こうと思います。僕は経済的知識や年金構造に詳しくはないので、浅はかなことを述べます。
人生100年時代とか言うけどさ
まず僕が初めてニュースを見た時の感想は「あぁそうね。」位の程度でした。若者が少なく長生きする老人が増えたらそりゃ無理だよねって学生の時から思っていたので何ら不思議なことではないです。2000万の妥当性に関しては何とも言えないです。
老後に2000万円の貯蓄が必要と言われてるけど、自分たちが定年になるころに頑張って貯めた2000万円が今の2000万円の価値と変わっている可能性が十分にあることは考えておかないといけない。
— Oden🍢 (@DInvBMP) 2019年6月6日
Twitterでも言及されていましたが、今の2000万と数十年後の2000万の価値は確実に違うでしょう。現時点ではデフレ精神が強くて感じにくいですが、財政破綻リスク・物価上昇政策・需給ギャップの縮小等の様々な要因でインフレ圧力はあります。
銀行に積み上がっている預け金の一部が動いただけで相当な影響はあるでしょう。また、最近ではMMT(現代貨幣理論)といった考え方もあり、知らず知らずのうちに移行しているかもしれません。詳しい話は省きますが、MMTではインフレ必須です。
少し小難しいことも挟みましたが、それだけ先読みが出来ない状況で2000万という数字だけを捉えても僕は無意味だと思います。
人生100年時代という言葉が独り歩きしていますが、実際に健康な状態で長生き出来る人は少数です。僕が年寄りになったときに医学がどう発展しているか分かりませんが、夢物語のような老後があるとは楽観視していません。
日本という国を見ても、確実に訪れる未来年表は下記の通りです。
出典:河合雅司著『未来の年表』p22-23「人口減少カレンダー」より抜粋
近い将来でも人口減によって様々な問題が生じる中で、健康に生きているか分かんない老後の心配してる場合じゃないと思います。もちろん前向きにどう対処するのかといった議論の方もありますが、そこに期待したところで仕方ないです。
その状況下で個人としてどう対応するかですが、僕の中では決まってます。楽しみを先延ばしにしないこと、インフレに耐える資産を持つこと、都会に住むことです。
いつ死ぬかなんて分からないです。突然プリウスに突っ込まれるかもしれませんし、膵臓癌に罹患するかもしれません。歳を重ねるごとに死の確率は高まってます。
それでも何となく30〜40代くらいまでは健康に生きている確率は高いのかなぁと思ってるので、それくらいにピークを持っていけたらなと思います。もちろん今も楽しみますが、楽しみに振り切るスタイルに移行するという意味です。(結婚をして子育てをするというスタイルでも同様で、この時期にします。)
具体的には35歳までにインフレに耐えうる資産(長生きへのリスクヘッジのため)を築いておき、それとは別で使う分だけ稼ぐような生活に移行出来たらなと思います。たぬきち先生のスタイルが近いですね。
そして以前の記事でも述べましたが、都会に身を置くことです。日本が完全に没することはないと思うので、継続した発展やライフラインの維持が期待できる都会にいるのが最善だと思います。まぁこれも僕の中では20年くらいの予定です。その先は分かりません。
2000万と言われてもな~んも響いたりしませんが、それに際して色んな意見が出ていたので僕なりの中長期的な考えを書きました。国に対して文句言ってても仕方ないので、そのルールの中でゆるゆると生きれたらなと思います。