今日は合格発表でしたね。合格された方はおめでとうございます。ひとまずは大きな山を超えたことは間違いないので、安心して過ごしましょう。
さて、今回も前回に引き続いて僕が伝えたいメッセージです。思いつく限りはこの記事が続くと思います笑。初期研修を終わって熱のあるうちに書きます。
キャリアやライフデザインを考える
初期研修に進まれる方の多くは臨床医の道を歩まれると思います。その中で、何科に進むのか、入局するのか、どの地域で働くのか、どの国で働くのかと知らない間に多くの選択をしていると思います。はたまた医者として働くかどうかも選択です。
その選択の中で、僕が今回伝えたいことは自分が作ったデザインを持つことです。医師免許という便利なカードをどのように使うか。何より大事なのは医局の偉いおっさんに決められるのではなく、自分で決めることです。
将来どういう状態でありたいかをデザインし、今の行動がどう繋がるのかを考えていれば自ずと動いています。何となく〇〇が良さそうだからと行動をするのではなく、人生を攻略する考え方で動くほうが賢明でしょう。
何故僕がこうような説教じみたウザったいことを記事にするかというと、自分の行動を自分で決めている人の少なさを知っているからです。僕を含めてです。
他職種は知らないので比較は出来ませんが、医師は自分のキャリアを他人に任せているケースを散見します。大学院に入る、留学をする、教職員として働く、来年どこで働いているか。これら全ては本来は自分で決めるべきことです。
自分が意図しない不本意な時間を過ごすことになっても、全ては自己責任です。
またライフデザインも同様です。結婚をする、子育てをする、家を買う、老後をどう過ごすか。これらも全てが自分が選択することであり、結果は自分次第です。
研修医という立場は病院内では弱く、時として辛い思いをすることもあるかもしれませんが、根底にあるデザインを持つことで、自分の行動を支持できます。
まだ社会人になる前でピンと来ないかもしれません。僕も何も考えずに医学部に入り、ずるずると医師免許を取りましたが、そこには何もデザインはありませんでした。一方でココだけは譲れないという物があり、それに従って今に至ります。
生き残れるのは変化に対応できる生物だとダーウィンの有名な言葉があります。医師を取り巻く状況も変わるでしょう。その中で自分の作ったデザインを考え、自発的なキャリア・ライフを歩んでほしいと思い、この記事を書きました。