最優秀オーベン賞を発表する

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そろそろ研修も終わりに近づいてきたので、振り返りの記事を作成していきたいと思います。僕は回った科が少なかったですが、良かった指導医を思い返してみます。

最優秀オーベン賞を発表する

いきなり番外編になりますが、最も仕事が出来る最強の先生は以前に記事にしたハイポ先生です。あるゆる業務を集約化し、業務の殆どを遊びに費やしていた先生のスタイルは、仕事効率を上げる事の難しい医師業でも卓越してました。

 

1日の中で病棟業務する時間を決め、その時間に全てを集約するように看護師さんに宣言。緊急性の低い業務は病棟に置いたBOXに集めるよう指示、それは決まった時間に一気に処理し、本当に重要で緊急度の高い時だけピッチを鳴らすというシステムを構築していました。

www.igaitai111.com

 

後にも先にもハイポ先生を超える存在はいませんが、今回は指導の面での最優秀オーベン賞を考えます。前振りが長くなりましたね(笑)。

 

僕が1番良かったオーベンは腎臓内科の先生でした。1年目の6月に回ったのですが、ここが良かったおかけで後の研修が随分と楽になりました。良かった点を列挙します。

 

・金魚のフン型研修ではなく、課題解決力を養うサポート型研修

・魚を与えるのではなく、釣り方を教える

・自分(研修医)の存在を負にせず、労働力にするwin-winを築く

・研修医に裁量権を与える

 

僕は金魚のフン型研修が最たる糞研修だと思います。オーベンについて回ってする研修はポリクリと変わらず、お互いにストレスになる最悪の形だと思います。(大学病院で散見され、本当に残念な感じになってます)

 

それに比べ、最優秀オーベンは非常に研修効率を優先させる良いやり方でした。初診患者は自分で最初からマネジメントして、足りない所をバックアップで補うスタイルです。最初に透析患者の肺炎を診ましたが、その過程で発熱のワークアップ、必要な検査、診断、重症度評価、治療方法のやり方をまずは自分で考えました。

 

アレコレ指示されるのではなく、後ろにいて、まずはやってみて、方向が怪しかったらサポートに入るシステムです。その後も回診は一人で行き、カルテ上で僕がファーストで書き、その後で補足することがあれば書き足してくれるスタイルです。

 

よく指導医のカルテのコピペをする人がいますが、意味のある研修をするなら先に書かないと意味がありません。プロブレムリストも同様に、自分で考えなければ意味がないです。

 

雑務をこなすのではなく、本当に必要な業務に裁量を持って専心してやれ、間違えたりする前に修正されるスタイルが1番研修内容としては良かったと思います。

 

また、手技を学びたいと主張したところ、腎内なのでCV穿刺をする機会があり、オーベン以外の患者でも機会を設けるよう配慮してくれました。

 

その他にも研修の終わりに全ての患者をレビューして、その時の働きが良かった点悪かった点を振り返り、率直に評価して頂きました。加えて、何より凄いと感じた点は、研修医が居ることによって自身の業務効率が落ちていない点です。

 

僕が感じるストレスの一つで、自分(研修医)が居る事で、元の効率の悪さに拍車をかけ、それに自分が付き合う構図です。往々にしてありますが、本当にストレスです。

 

その時は先生も僕も5時ダッシュすることを念頭に置いて働いていたので、良いバランスで出来てました。実際、見えない所で後処理をしてくれてたと思いますが、その余裕さを尊敬してました。間違いなく最優秀オーベン賞に値します。