ドロッポ医になる場合必要なスキル

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お久しぶりです。今回はコメント返しの記事です。

前回の記事は反響が大きく、やはりマイノリティな選択には需要があるようです。

丁度、記事に使用としていた内容なので併せて回答します。

ドロッポ医になる場合必要なスキル

旧帝医6年です。初めてコメントさせていただきます。 自分も医師の仕事そのものには何も思い入れがなく、QOMLを向上させることにしか関心がないというのが本音であります。一方周りは殆ど全員出世欲が強く激務ハイパー志向でますます追いやられるような立場にあります。 初期研修先はハイポなところを受けました。後期研修についてはハードでない市中で懲役3年分だけ耐え、内科専門医(サブスペ無し)取得後、お気楽療養施設で働く、もしくはバイト医になろうかと考えております。 そこでいろはすさんに質問があります。 ・楽な就職先を探す際、専門医資格はどの程度重視されると思いますか? ・ドロッポ医になる場合必要なスキルはどの程度のものになるでしょうか?

 

人的資本理論では人の働く価値を「学歴」「資格」「経験(職歴)」の3つで評価されます。もちろん医者も同様で、これらの3要素を考えてみましょう。

 

「学歴」が評価される面としては、医局派閥くらいでしょう。地方大学の人が派閥の強い大学で研修をしようと思っても、僻地派遣されます。医師免許を取る上では大学はどこでも良いですが、エリート街道を進もうとすると、やはり壁はあります。

 

「資格」に関しては、もちろん医師免許がファーストステップです。そこから専門医資格になりますが、求人において専門医が条件となる所は少ないです。大きな病院では診療報酬加算の要件に専門医が必要となる所もあるでしょうが、求人を出すような病院ではこれらの加算を狙っていない、もしくは単純な人員増が目的なためでしょう。

※精神科指定医は必要な病院は多いです。

 

「経験(職歴)」ですが、比較的重要視される案件だと思います。求人で特に多いのは科別だと整形外科、精神科です。スキルで言うと内視鏡や透析管理はよく見ます。何もない人よりは資格が無くても経験は優遇されます。免許取得後10年といった案件もあるため、単純に経験年数が問われる場面が多いです。

  

そして、僕が考えるドロッポ医に問われる物は医師免許または指定医という責任を負うための「資格」オンリーです。スキルが求められる要件で、ドロッポしても専門性を持てるというほど甘い世界ではないと考えています。

 

故に、ビジョンとしてドロッポを計画するなら、「資格」のみが求められる場所に行き、臨機応変に対応力を上げる。もしくは指定医や、分かりやすいスキルや経験年数を取得して信用を高めることが考えられます。

 

僕の中で確固たる思いとしては、こんなに甘い職が長く続くとは思えないため、一生楽して甘い汁を吸うことはあり得ないくらいに考えています。スキルの持たない使えない医者が立場的に優位に立てる強みはありません。

 

なので生半可にちょろっとスキルを身につけるなら、いっそ振り切って甘い汁を最大効率で吸い、吸えなくなったら汁の残っている所に転職するか、E(Employee)からI(Investor)に転身するのが賢明だと思います。

 

もしくは尻拭いとして、まともな医者としてやり直すかです。そこは時代に合った合理的な判断を取り続ける必要があります。それくらい、僕の中でのドロッポ医としての長期的な見通しは厳しく見積もっています。

 

長期的にEの立場から医者を続けるなら有力なカードになりうる「資格」(産業医、精神科指定、麻酔科標榜医など)を取りに行くか、十分な「経験(職歴)」と言えるスキルを身につけるかのどちらかではないでしょうか。僕としては不明瞭な専門医やチョコっとスキルは生き残るためには必要ではないと考えます。