今回は模試の受け方について書こうと思う。
これは以前に穂澄先生がYoutubeで挙げた方法を参考にしたものである。
解きながら圧縮
模試を解いている際に、日本語で解ける問題やCBTレベルの問題で二度と間違わないと判断した問題に関しては大きく×を書き、復習の際にも見返さない。
迷った問題に関しては残して構わない。本当に自信のある問題に×をつける。この作業で1/5は圧縮できる。この作業は本番でも2周目の見直しで優先順位を付ける際に大切なので、普段から意識しておきたい。
また、QBなどの問題演習でも同じだ。学習効果が無いと判断した問題には価値がないので即削除する癖をつけよう。
問題用紙にエッセンスを書き込みながら復習
解いている際の思考が正しかったかを再検討。
この時に正しい判断が出来ていたと分かればこの問題も×をつけてお別れする。
間違った問題や気になる所で、単に忘れている際はノートや教科書を見返す。この際にノートにはチェックは必要ない。純粋な過去問と違って価値が薄いため、過去問ベースで強弱の付いたノートにノイズが入る。入れるとしても本当に大切だと思った所に違う色でペン入れして区別しよう。
オススメなのは問題用紙に直接知識を書き込むこと。どういった思考なら解けたのか、忘れていた知識を書き込んでいく。これが簡易ノート代わりになり、純度の高い忘却リストが完成する。
全く知らなかった知識に関しては1冊のノートにまとめよう。
僕はever noteを活用して模試毎にまとめた。この際に科目別にすると時間がかかるので教科は問わずに纏める方が時短で良い。
復習問題として、すべき問題番号を管理。
この時点で500題の問題を100〜150題に圧縮できる。
このような形で管理。復習がスムーズになるので良かった。
赤は特にチェックしたい問題をピックアップ。
問題用紙&新知識ノートで学習
本格的に復習するのは12月〜1月からであるが、それまでに1度は復習しておく。タイミングとしては再度網羅的な学習を終えたときだ。僕は卒試が終わったタイミングでテコム1と夏メックを復習した。この際に既知となっている知識に関しては削除した。更なる圧縮である。※問題の解き直しはしていない。
こういった地道な作業が直前期の負担を減らすので努力したい。直前期は回数別などやるべき事が多いので出来るだけ圧縮することを勧める。
チェック問題を再度解き直し
12月〜1月にリストアップした問題を再び解き直そう。合計で1000題以下に圧縮されているので1週間もかからないだろう。再び間違える問題や新たに発見する事も当然ある。この最後に絞りに絞った知識を超直前期に再度復習しよう。
僕は最後に残った知識をまとめたノート1冊だけを持って国試本番に臨んだ。
やるべき事が明確化していると時間を効率的に使える。
まとめ
今回は僕が実践した模試の受け方を紹介した。僕が肝だと思うのは漫然と解説書にマーカーを引いたり、いちいちノートにチェックしないことだ。
解説書は見返す際にノイズが多いので見るのは1回だけ、ノートに関しても再度ノートを復習しないと目に入ってこないという観点から問題用紙を最大限に活用した。
模試は非常に有効だが、時間がかかる負債物件でもある。受け方で得られる知識量、時間も大きく変わってくるので是非参考にして欲しい。