僕のおじさんはドロッポ医

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唐突ですが、僕のおじさんの話をしたいと思います。

僕は今、専門医を取るかどうか、医者を続けるかどうか悩んでいます。

身近にいるドロッポ医であるおじさんを見て思うこと。

僕のおじさんはドロッポ医

市中病院、大学病院と研修をしてきた中で、当然ドロッポ医は希少種でありリアルで話を聞く機会は少ないです。まして、大学競争に負けて都落ちしたのではなく、能動的にドロッポ医になる人は稀有でしょう。都会では多いと思いますが、田舎では稀です。

 

そんな中、奇しくも僕にはドロッポ医のおじさんがいます。そこまで親しいわけではないので、また聞きにはなりますが、リアルな話を聞いてます。

 

おじさんは僕が生まれた頃は内科医だったそうです。僕が高校生の頃には眼科医になっていました。そして今はドロッポして東京でバイトで生計を立てています。遍歴から分かるように、おそらく志は高くなく、流れて来た道だと思います。

 

詳しい年収は分かりませんが、2千万相当だそうです。僕も求人情報を見て概算したことがありますが、頑張れば届く数字でしょう。これは、同年代で部長職についた市中の勤務や大学教授より多い数字です。

 

都会なのでライブに行ったり、映画を何本も観たりと悠々自適な生活を送っていて、再来年は東京オリンピックを楽しむそうです。僕みたいにセミリタイアを目指すのではなく、バイトを出来る範囲でして、浪費するスタイルを送っているみたいです。

 

一方で、やはり所属しているモノが無いので不安定ですし、何より人付き合いが少ないのが辛いと言った話も聞きます。人によると思いますが、何かに所属する安心感は失ってみて初めて気づくでしょう。最も、所属する場所を変えればいい話ですが。

 

そして、馬鹿にする人も当然居ます。大学病院>市中病院>開業医>フリーターというランク付けは上の人ほど根強くあります。実際に勤務医の親戚の人は、そのおじさんの地位を底辺と言っています。(その人がハイレベル言われれば、社会的にどんぐりの背比べかも分かりません笑。)

 

東京医科大の問題を始め、医師の過酷労働についてクローズアップされていますが、市場の歪みも悪循環の一つです。いつまで歪みがあるか分かりませんが、肩書を捨ててオアシスに行く流れは止まることはあるのでしょうか。

 

女医さんが可哀想とか、女性の高学歴は医師以外で稼ぐべきといった論調も耳にしますが、道を選べば楽して20代から安定して一千万稼ぐ再現性の高い方法は医師くらいだと思います。

 

頑張っている人よりも、頑張らない人のほうがお金を稼げる。こういった市場がまかり通っている現状を利用すると思うのか。もしくは信条に従って辛い道に進むのか。人々が想像を越して医師の選択には難しいものがあります。