「研修医は奴隷?」に対する僕なりの考え

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m3で連載になっている「奴隷として扱うのはどうなのでしょうか=外科で土日に時間外労働を強いることへの是非について」という投稿に対して、U35の医師達が答えるコーナー。

 

色々な意見が飛んでいますが、「基本的には一人前になるためには必要」「いやなら訴えれば?」「やる気のないやつは去れ」と言った所に落ち着いています。

 

こういった意見とは違った考えが僕にはあるので少し記事にしてみます。

「研修医は奴隷?」に対する僕なりの考え

研修医が土日に患者さんを点検しに来て消耗している光景は何度も繰り返されてきたと思います。同時に何年も同様に通い続けている医者も沢山います。

 

僕自身、振り返ると研修の中の6ヶ月間くらいは土日に顔を出す生活をしてたと思います。主に内科系であり、特に序盤は勝手が分からなかったので行ってました。

 

逆に言うと、年が明けてから1回たりとも日当直を除いて、土日に患者を見に行ったことはありません。それはそういう科を選んでいるからという明確な理由です。嫌なことはしないのが第一優先なので、戦い方が撤退戦略です。

 

外科に限らず、何らかの理由で不安定な患者を土日だろうが、平日の夜中だろうが見に行かなければならないというのは、完全主治医制が敢行されている現状では当たり前です。命に対して責任を負うというのは生半可なことではないです。

 

研修医を奴隷のように扱うことは多々あります。僕も検体運ぶためだけに駆り出されてブチ切れそうになったこともありますし、ゴミ回収車のような役割をしたこともあります。これは奴隷と良いでしょう。

 

綺麗事みたいに、一人前になるために通る道というのは建前で、それこそホリエモンが言う「寿司職人が何年も修行するのはバカ」に通ずると思います。

 

それでも変わらない現状として、土日に行く必要がある医者がいることは事実であり、研修医は使い勝手の良いコマですから、ワーキャー騒いだところで自身が見合ってないと思う労働は恐らく変わりません。

 

変わらない事実がある以上、そうった土俵で騒ぐこと自体ナンセンスじゃないかと僕は思うのです。不平不満はもちろんありますが、変わらないのです。

 

使い柱にされている自覚があるなら、そういった土俵で戦っていることから見直し、さっさと土俵から遠ざかって別の所で遊ぶ。ワーキャー言うのも消耗して疲れます。