これから研修医になる方へ

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112回の合格発表が終わりましたね。読者の皆様はどうだったでしょうか。

個人的には友人が合格しており、ほっとしてます笑。

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さて、今回はこれから研修医になる方へのメッセージです。

着地点と持続可能性

 これから研修医への道を歩むことになりますが、それぞれハイパー病院やハイポ病院へ進む人がいて、全く同一の道は無いでしょう。僕自身はハイポな病院で適当に過ごしているので研修医偏差値は底辺みたいなものです。それは自分が良しとしている面や、興味、目標がそうさせているものであり、特に思う所はありません。

 

 僕は昔から、先の先を常に考える未来志向であり、逆に言うと今を一生懸命に生きるという事は弱いです。故に楽で持続的な道を選びがちであり、究極の保守派です。それは先天的な性格と、医療業界を生き抜く上での知恵です。

 

 皆さんは僕と違っていて、情熱に満ち溢れている人、革新的な人も当然いると思います。医師にとって医学に専心出来ることは何よりも幸せであることに間違いないので、仕事が楽しい人は全力で楽しんでいてほしいと思います。

 

 一方で、1年して思うのはやはり好きだけでは医療業界は上手く回っていません。非効率的な現場から生まれる超過・過酷労働は他職種よりも強く、また生命を預かっているリスクの高さからくるストレスは半端ありません。一言で言えば、やりたいと思うことを存分に快適に発揮できる環境ではないのです。

 

 そのギャップこそが、一定数生まれる精神的や病や、究極的には自殺へと繋がります。以前にも一度取り上げましたが、下手な責任感や狭い視野を持つと極端に選択肢が狭まり、行き着く先は針の穴よりも狭い窮屈な場所かもしれません。

 

 故に僕はこれから研修医へなる人へ意識してほしい事は二点あります。それは、サブタイトルにもある通りで常に着地点と持続可能性を考えてほしいということです。

 

 今している事に何の意味があるのか、その先が何に繋がるかという視点と、今やっていることを続けることが持続可能かどうか。持続可能という事は二重の意味があり、新しいTechnologyが出てきた際に取って代わるのではないか+自分がこの先ずっと出来うる仕事なのかということです。(精神的、体力的な意味でも)

 

 将来の着地点は分かりませんし、どのようなTechnologyが代替するかも不透明です。一方で、漫然と日々を消化していてもそれが何の点にもならないしょうもない事は人生の浪費ですし、代替できるかどうかの視点を持たないと進歩しません。

 

 言葉は悪いですが、僕から見て死人のような医師は沢山います。同様に死人コースの研修医も沢山見ています。他の人と一緒だから、先輩が言っていたという当てにならない人生設計を真に受けず、僕たちみたいな若い医師がコレ!と思える人間らしい道を模索することこそ、泥舟である日本の医療業界が改善する第一歩だと思います。

 

 最近では働き方改革だ云々言ってますが、考えているのは現場を知らない役人や、死人みたいな医師、既得権益を守ろうとする老害達です。僕たちが変えるという意思を持って戦いましょう。一人でも多くの新研修医が強い心を持って戦ってくれることを微力ながら応援すると共に、僕も頑張ろうと思います。