仕事の効率化を図る①

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今回も良い質問を受けたのでその返答を。

いろはす先生、いつもブログ拝見しております。先生がオススメされた本も何冊もポチっている112回受験生、研修医(仮)です。 研修医として働くにあたり、仕事の効率化は大きなコンテンツとなるかと思います。しかしながら、なにからどう始めるべきかよくわかりません。そこで、まず、先生の デバイス and / or ソフトの活用の仕方を是非紹介していただけませんか。 お忙しいところ恐縮ですが、研修医LIFEを目前に子羊のように震える一人の研修医(仮)のためにどうかお力添えをお願い申し上げます。

着眼点は素晴らしく、5時ダッシュの鍵となる効率化です。

今回は総論的な記事です。

カルテを使いこなす

 まず、僕が使っているツールですが、主にタブレット(sim入)+Evernoteになります。以前は医療向けのアプリも使っていましたが、特に業務に役立った印象は無かったので、王道のスタイルに辿り着きました。タブレットはASUS ZenPad 3 8.0で、simはDMMの1Gプランに加入してます(月500円)。ネットは常に必要なのでsimが入る端末が優先されます。(個人的にフリーwifiは避けているので)

 

 僕が常に意識していることは、定型化です。以前に記事にしたようにカルテや検査所見は全て定型化してあり、それのアルゴリズムに従ってルーティン作業しているだけです。そのもとになっているのは以前に記事にした参考書達で、僕は参考書を読む際に使えそうな所を要約してます。面倒だったらカメラスキャナを使ってそのページをEvernoteに貼り付けたりします。この、定型化をするための要約作業が結局のところ、勉強と業務に直結する作業であり、漫然と読むという時間の無駄からの脱却が出来ます。

 

 また、救急で出会う疾患に関しては、その度ごとにストックする形です。具体的にはあなたも名医!もう困らない救急・当直 ver.3 のオンライン版と当直医マニュアルのページを参照し、検査やスコアリングなど使えそうなものをせっせとEvernoteに貼り付け、次に出会った時にトライして、駄目だったらまた調べてみて付け足すストック作業を繰り返します。

 

 これを見ると分かるように最初から業務の効率化は難しく、月日を追う毎に加速度的にマニュアルが完成するので、実際に僕が効率的にこなせるように思ったのは9月頃です。それまでは悪戦苦闘する日々でした。

 

 +αで重要な事はカルテを使いこなすことです。これは病院毎にカルテが違うので一概に言えませんが、例えば僕の場合は“へいそ”って打ったら予測変換で“平素よりお世話になります”から始まる紹介状テンプレートが出てきます。バイタルと打てば、BP/mmHg、PR/min~~と出ますし、いつも使うものに関しては数文字で一瞬で出てきます。

 

 また、冬のコンビニ救急外来の作業である、インフルエンザの病名登録もお気に入りに入れているのでワンクリックで登録できます。輸液のセットもお気に入りに入れてあるので、ワンクリックで定番の物はオーダーできます。よく使うなと思った瞬間に、そこへアクセスする最短な方法を予め作ることにより、効率化が進みます。

 

 年老いた先生を見ていると、タイピングは遅いし、カルテの使い方が下手すぎて時間をアホみたいに浪費してます。3、4年目の先生を見ると、いち早く使いこなして業務の効率化を図っているので、まずは年の近い先生にカルテの使い方を習うと良いでしょう。

 

 色々と書きましたが、業務効率化を図る上ではまずは①参考書の要約とテンプレ化②ストックケースを増やす③カルテを使いこなすことが重要だと思います。①②③を上手いこと循環させることで、指数関数的に業務効率が上がります。少し長くなったので、次回に続きます。