恐ろしい日本の未来年表

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今回は「未来の年表」を読んでみて思ったことです。

読んでいると頭がくらくらしますが、しっかりと受け止めないといけないです。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

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沈みゆく泥舟?

 人口減少カレンダーを見ると、団塊/団塊ジュニア世代の高齢化に伴い日本が沈んでいく様子が露わになります。これは数字上の事実なので、確定した未来と言えるでしょう。医療的側面だと、「2027年 献血必要量が不足」「2039年 死亡者数が167万9000人とピークを迎える」「2045年 東京都民の3人に1人が高齢者」「2055年 4人に1人が75歳以上」と近い将来に確定している事実があります。

 

 若い世代が減り、後期高齢者が増える背景からは急性期病床の需要は減り、亜急性期のニーズは2025年あたりまで急増し、その関係が逆転する未来は訪れないでしょう。すると、需要に見合った治療が出来ずに、もしかすると今までとは違った90歳の人を95歳にする無理やり仕事(ex.カテやオペなど)が出て来るかもしれません。

 

 いわゆる医龍やコードブルーといった華やかなドラマに出てくる医療は若い人や中年の人を高度医療により急性期で治す面を取り上げていますが、まずレアケースとなってくるでしょう。母体数として若い世代はいないですし、高度急性期をターゲットした医療経営では成り立たないので、非急性期or/and看取り病院になるのが現実です。

 

 医師余りを心配される学生もいますが、それは正しい視点であると共に、もう一つ理解しておくべき視点として医療需要の変化を捉えなくてはなりません。華形医療は減り、focusは加齢老年医学に移っています。そしてTechnologyの発展も考慮しなければならないでしょう。今までの常識で10年後を予測していては時代に合った医療は提供できずに衰退をたどるでしょう。

 

 僕は6〜10年後、つまり2024年〜2028年で勤務医は辞めると決めています。これは上記の医療背景を加味した考えであり、新しい需要を生み出す仕事(おそらく予防医学に分類)にシフトする予定です。漫然と勤務医をしているとヤバイと直感しているからです。これは地方に住んでいるから感じている視点であり、現時点での医療需要を見てもヤバイと思うのに、これが加速度的に増えると思うと僕は寒気しかしません。

 

 僕が危惧しているのは「医師余り」ではなく「医療需要の変化による医師像の変化」です。小学生が将来の夢に書く医師像と現実のギャップは広がりつつあります。こういった背景からは医師も新しいスタイルを模索しなければならない時代です。

 

 一つの職業形態に囚われず、ついでに医者やってる位のぶっ飛んだ思考が僕が思う泥舟から降りる一つの方法であり、僕はついでの医者として数年スキルを身につける予定としてます。バカにされると思いますが、これが僕なりの解答です。

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