これだけは買っておけっていう研修医本

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今回は112回を経て新たに研修医になる人向け。

気が早いかもですが研修医本の紹介です。

www.igaitai111.com

以前に挙げた物のほぼ再掲になりますが、実際に1年終えてみて改めて紹介してみようと思います。色々買いましたが、5つ星レベルしか紹介しません。

 絞りに絞ってみました

 今思うと、やはり教科書は高価ですし、専門家に進んだらアンチョコマニュアルなど無価値の産物になるので、将来にも役立つ&普遍的なものを優先して買うべきだと感じました。レジデントマニュアルなども買ってみましたが、結局は科を終えた後には見ませんし、回っている最中も中身が薄いので駄目でした。

 各科で買うスタイルは必要なく、コアなものだけ揃えて、あとは貸してもらうなり、ガイドラインなどネット検索を駆使する等で十分かなと思います。コアに当たる部分としては内科対応と救急対応の2つに大別されます。オーバーラップしますが、何時になっても必要な知識を身につける感じで行きましょう。

「型」が身につくカルテの書き方
「型」が身につくカルテの書き方

「型」が身につくカルテの書き方

 

 やはり コレは外せないでしょう。カルテの書き方といった最もベースとなる教科書です。カルテは備忘録ですが、落書き帳では無いので誰から見ても分かりやすい&利用することで業務効率を上げることの出来る道具となります。

 僕は基本形や定型文を作成し、病院PCに単語登録することで救急外来での問診や日々のカルテの時短&聞き漏らしのない事を最初は心がけました。上級医の中でも明らかにこの本を意識して書いている人も発見し、その見やすいカルテからこの本の素晴らしさを認識しました。万人におすすめしたい本です。

内科レジデントの鉄則  
内科レジデントの鉄則 第3版

内科レジデントの鉄則 第3版

 

  この本の汎用性は凄いです。内科に派遣される時にはお世話になります。色々な患者はいますが、よくある入院中のProblem(低Na、貧血など)にどう向き合うかを分かりやすく&コンパクトにまとめた本であり、病棟業務には必要でしょう。

  本当にベーシックな事なのですが、3年目の後期研修医を見ていても低Na血症の鑑別が出来ていなかったりします。これ一冊で何でも!というわけにはいきませんが、流石に内科を回るならこれくらいっていうラインの本です。輸液に関してもこの本で良いと個人的には感じました。

ジェネラリストのための内科診断リファレンス
ジェネラリストのための内科診断リファレンス: エビデンスに基づく究極の診断学をめざして

ジェネラリストのための内科診断リファレンス: エビデンスに基づく究極の診断学をめざして

 

  この本は色んな意味でマストでしょう。内科の辞書的な役割に加えて、研修医を悩ませるレポートの資料として最良です。エビデンスのある文献の宝庫なので、ここから逆算して文献にあたって考察すればレポートはほぼ終了です。

 内科で出会うような疾患に関してはほぼ網羅しているので、診療にあたって少しずつ読んでいくと、あぁこうした身体所見が有用なのか。今やっていることはエビデンスもクソもないな笑。といった発見も出来ます。少しお値段しますがおすすめです。

もう困らない救急・当直ver3
あなたも名医!もう困らない救急・当直 ver.3 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻! (jmed51)

あなたも名医!もう困らない救急・当直 ver.3 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻! (jmed51)

 

 この本は8月に発売になったのですが、とても役立つ本として最近はよく見てます。本を買うと付属にシリアルコードがあり、電子書籍版も見れるというお得感。救急本としてはコレ一冊(or/and 救急外来 ただいま診断中!)で十分です。

  僕の中では大きな疾患さえ見逃さなければOK的なスタイルなので、まずは一番やばそうなものを外せる力を身につけましょう。

当直医マニュアル
当直医マニュアル2018 第21版

当直医マニュアル2018 第21版

 

  あんちょこマニュアルは嫌いなのですが、コイツだけは日直・当直でポケットに入れておかないと無理です。間違いなく一番使っている本でしょう。四の五の言わずに対応法を教えてくれ!コレに付きます。

 細かい病態などは置いといて、まずは何をすべきか。用法用量など覚えきれないですし、患者の前でスマホで調べるわけにはいかないので、コソッとコイツを参照します。最強マニュアルと僕は思ってます笑。

感染症のロジック 
感染症診療のロジック

感染症診療のロジック

 

  感染症はどこの科に行ってもあります。おおよそパターン化されていて、先生によっては全部メロペンorユナシンといった横行もありますが、流石に研修の立場なので、そこそこしっかりとした事を学びましょう。

 総論的な話ですが、これ一冊+年度の新しいポケット本(感染症プラチナマニュアル 2018)で大体は大丈夫です。研修医の立場でde-escalation!と提案しても受け入れてもらえませんが、基本的な事は抑えておきましょう。

3秒で心電図を読む本
3秒で心電図を読む本

3秒で心電図を読む本

 

 色々な心電図を見ましたが、まぁ細かいものは僕には分かりません。分からなかったら素直に他の情報を加味して循環器に聞くのですが、まぁ怒られない程度には読めるようになろう!というスタンスの本です。

 普段から常に味方を一定にしておくと、おや?という気づきも出来るようになるので、なるべく研修初期の頃から実践されることをおすすめします。

ねじ子のヒミツ手技  
ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson

ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson

 
ねじ子のヒミツ手技 2nd Lesson改訂版 (ナース専科)

ねじ子のヒミツ手技 2nd Lesson改訂版 (ナース専科)

 

  手技に関してはネット検索で動画を見るのもいいですが、個人的にはイラストかつチョットしたコツなどが気に入っていて好きな本です。

 研修翌月には直ぐにルンバールやCV確保などもやっていたので、やる前はこの本で確認して、動画でイメージをつけて臨みました。(ルンバールとか半年以上やってないですが笑)

竜馬先生の血液ガス白熱講義150分 
竜馬先生の血液ガス白熱講義150分

竜馬先生の血液ガス白熱講義150分

 

 血ガスはめちゃくちゃ大事です。軽視しがちですが、僕はチョットでも取る気が起きる症例では絶対に取るようにしてます。患者には申し訳ないですが。

 学生の頃から酸塩基平衡などは苦手でしたが、この本を読んで機械的に評価するようになったので良かったです。呼吸性アルカローシスにAG増加の代謝性アシドーシス、代謝性アルカローシスが同時に起こりうる みたいな呪文も分かります笑。

 

終わりに

 コレくらいですかね。もっと紹介しようと思えばまだまだありますが、僕自身を振り返ると読みきれなかった本もありますし、かつ読んでも内容が濃すぎて頭に入り切らないことも多々あったので、コレくらいで十分なのでは?と思います。

 むやみやたらに買わずに、こういったコアな本だけを買って、必要になりそうなら借りる位なスタンスがベストかな。結局、専門家に入ったらヤマのように他の知識が必要になり、研修医レベルの知識など些末なので、まずはこれだけを買っておけと言える本をリストアップしてみました。