救急隊の情報隠しは殺人に近いものがある。

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今回は割りと真面目な記事。

研修医になって数回は経験していることです。

 

救急隊も日夜戦っていて、本当に尊敬できる職業なのですが、極稀にとてつもない症例を二次救急に送り込んできます。今回はその話。

情報隠し??

救急隊は触知してから病院へ渡さないと路頭に迷ってしまうため、いろんな手段を使って送り込んでくる場合があります。ちょっと頭を打ったとの情報で診てみると全身血だらけで、呼吸状態も怪しいといった症例もありました。

 

かかりつけが当該病院だからという理由で二次救急で診きれない症例を送りこんでくることもあります。気温が凄く冷えた時に、意識障害という触れ込みでタッチしたら、重症の偶発低体温症の症例でした。体温が25℃という情報は全く無く、施設的に偶発低体温症に準じた治療が整っていない+対応できる医者がいない状況で、亡くなってしまった症例も知ってます。(3次に送り込んだからといって助かるかは不明ですが。)

 

この症例が3次に値するかどうかの判断は難しいですが、こちらから情報を引き出さないと痛い目に遭うことも沢山あり、常に警戒しなければならないです。僕は意識は低い系ですが、患者に不利益をもたらす治療や対応は流石に許せません。自分のキャパを超えるものに関しては診ない事も重要であり、そういった症例のために3次救急が存在します。

 

3次救急がしょうもないコンビニも診て、2次救急がキャパを超えた症例を診るといった逆転現象は是正しないと殺人に近いものがあると僕は思います。しょうもないコンビニは僕が診ますので、どうかヤバイやつは3次にストレートで送ってほしいものです。

※稀にそういうことがあるという話で、大概は上手に振り分けられています。