僕が医者になるなんて胃が痛い。続

胃が痛い医者人生をより良く生きるために

当たり前だけど、仕事は選ばなければならない

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新専門医制度が本格的に来年度からスタートする上で最近考えている事をつらつらと。

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仕事にも多少慣れ、研修医半人前の立場で思う事をば。

医者としての優秀は価値があることなのか

 以前に研修医になる前に”医者になりたくない医学生へ”という記事を書いてみました。読み返してみても微塵も考え方に相違はなく、素直な気持ちで書いたのだなぁと思います。こんなタイトルを付けるぐらいな訳で、研修医になった今でも医者という職業に対してポジティブな印象よりはネガティブな印象の方が圧倒的に多いです。コードブルーのような現場という過酷さではなく、社会的にどうなの?って人の不定愁訴のために日夜働いている事も少なからずあります。仕事に対してのやりがい、面白さを割合で示すと5%と今の消費税よりも少ないと思います。自分で出来る範囲、権限が大きくなれば割合は大きくなると思いますが、それには責任が伴います。

 タイトルにあるように優秀な医者と聞けば一般的にはどのように解答するでしょうか?普通に考えれば臨床能力に特化している人、論文なんかをバシバシ書いて医学の発展に貢献する人を思い浮かべると思います。多分正解だと思います。市中病院なんかだと臨床能力に秀でている人はちらほらいて凄いなぁといつも思います。後者は大学ですよね。論文を書いて認められて、教授を目指していくのかと思います。

 前者の場合だと臨床能力が開業医として開けている場合だと、評判になって流行る開業医としてのビジネスモデルが成立します。そこで内科の場合だと1日に何百人もみるような事になると思いますが、そこでの利益は労働に対しての利益です。医者の価値に対して付与する利益ではないです(そこで看板を作って病院経営をして別の医者を働かせるなら話は別です)。ましてや勤務医の場合はどうでしょうか?病院の気運を挙げる科を作ったとしても還元される益は何一つないのが現状です。もちろん患者のためには最善の医療を行うのが善ではありますが、それが何らかの他人との労働収益の差として現れることは少ないです。


医師とお金のリアルな話

 この動画では具体的な金額を出して議論を行っていますが、やはり開業医や美容系に手を出す医者の給与の凄さが分かりますね。お金だけではないですが、何のために働くかを再考した際にお金のファクターは非常に大きいです。理想としてはお金から解放された自由な立場で働く事がベストですが、そのためには若い頃から資産形成を行う必要があります。しかし、若手医師を見ると、高い車を買ったり、結婚して凄い家を建てたりとお世辞とも資産形成の上手な人は少ないです。そういった意味だと、医者の大半が生活水準の高いリーマンと同じで、優雅な生活とはほど遠く、むしろ多忙を極める職だと再認識しました。

 投資という観点で考えると、仮に皮膚科や眼科などのマイナー科で開業してオペをどんどんする利益重視の職を選ぶということは最大の日本円を生む材料です。逆に内科の勤務医などは時間が削られ、大して儲からない不良物件と言えるかもしれません。上の先生の言う”やりがい”という魔法の言い訳や、儲けることの後ろめたさを度外視すれば自ずと答えは見えてくるのではないかと思います。