僕が医者になるなんて胃が痛い。続

胃が痛い医者人生をより良く生きるために

●●っぽいの考え方

スポンサーリンク

5月に入り少しは医者っぽい仕事もするようになりました。

GWは何やかんやで全OFFという日は無く、出勤してます(涙

f:id:irohas111:20170506124105j:plain

一般外来初診を最近囓りはじめたので、その時に感じたことを取り上げたいと思います。救急外来や国家試験にも通ずる話です。

客観的指標が大事

●●っぽいってよく聞く気がします。救急外来とかでも”sepってる”とか、”アポったぽい”、”認知症っぽい”。いろいろなポイポイ教が蔓延してます。それが経験に基づき大方正しいというのは理解し、別に間違った事だとは思いません。一方で、長谷川式も取らないで認知症疑いで診てくれ〜とか何だかなーという気もします。極論を言うと、”血圧が高そうな気がするから循環器の先生みてくれよー”と言っているに等しいと考えることも出来ます。そういった中で他科にコンサルトする際や日々の診療の中でも客観的指標は大事だと強く感じるようになりました。

 

昨今の国家試験などでも、TIAのABCD2スコアやAFのCHAD2スコア、111回ではSOFAスコアに関することなどメジャー所のスコアリングの指標を絡めた問題が増えるようになりました。学生の時はピンと来ていなかったのですが、臨床では非常に重要になるのだとギャップを感じます。別に中身を覚える必要はないのですが、こういう疾患に対してこんな指標があるのだと学生の内から注意していると良いかもしれません。疾患に対する診断だけでなく、その疾患っぽさが客観的にどう測ることが出来るのかといった視点を意識すると、より深く潜って臨床問題を考えることが出来ると思います。

 

初診患者を診る際に、●●っぽいと思うことはよくあり、それは国試勉強でみたことがあるとか、紹介状に書いてあるとか、何となく思う所があるといったあやふやな物です。そういった●●っぽいをより具体的に近づける証拠を問診・身体診察で能動的に集めなければならないのだと感じました。その際にスコアリングは非常に有用で、上級医に説明する際にも簡潔かつクリティカルに説明がつくので常に意識しようと思いました。実際に、TIAっぽいなーと思って状況証拠を集めて、ABCD2スコアを付けて上級医に入院が必要と話すとすぐに取り合ってもらえたので考え方としては正しかったと思います。

 

これは偶々、TIAだったから分かりやすい話ですが、他の疾患だったらどうったのか。自分の知識の外の話でどこまで通用するのかは難しいですが、常に客観的にどう評価できるのかを意識して今後の研修生活を過ごそうと思いました。以上です。