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僕が医者になるなんて胃が痛い。続

胃が痛い医者人生をより良く生きるために

ただの風邪でも僕は怖かった話

雑記

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旅行に行ってて少しばかり更新頻度が落ちてて申し訳無かったです。

帰国後で少し余裕が出来たので自分の備忘録を兼ねて風邪の話。

 

今回はただの辛い体験談です。

 

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海外で風邪引く

僕は見た目は貧弱そうなのですが、1年に1回も風邪は引かない方で普段から衛生面には気を付けてます。それでもイベントなどがあり、管理が疎かになった時にあるかないかです。ここ2~3年くらいは風邪を引いた事が無かったのですが、今回は不運にも海外に行って初日で発熱してしまう事例に当たってしまい相当に堪えました。

 

まずもって気温差の関係から自分の体温調節能力が分からなくなり、悪寒や冷汗がだらだら出たりするのが環境のせいかが分かりませんでした。加えて機内泊で寝られなかったことも起因して、寝不足からくる体調不良かどうかも怪しかったです。

 

それでも自分の中で何か変だとは思ったのですが、体温計などは持ってなく、どうしようもなくなってました。それでも医学の知識として脈拍を記録しようと思ってつけていたのですが、120/minを観測した瞬間(恐らく39℃〜40℃相当)にヤバイと思い、インフルエンザも考慮して常備薬であったアセトアミノフェンで対応したのですが、対症療法に過ぎないので凌ぎきれませんでした。

 

1日目は朝の6時に現地入りしてそこから行動するアホな計画で、僕がダウンすることで人に迷惑をかけるのが申し訳無いのと、海外で1人で行動する勇気が無かったので後ろをとぼとぼついて行ったのですが、間違いなく人生で一番辛かったです。早い段階で自己主張すれば良かったのですが、遠慮しすぎて逆に仇となりました。ホテルにチェックインした後は大人しくしていたのですが、しんどすぎて眠りが浅いのでトータルで2日以上連続で寝てない感覚でした。

 

2日目以降は更に死にそうだったので、ベッドで安静というこの上なくお金の無駄という悲しい気持ちと、このまま発熱が止まらずに更に進むとどうなるのかといったネガティブな思考しかできず、インターネットで薬の持続時間や現地で調達するならどの種類の薬かなどを調べ尽くし、代謝と免疫を挙げようと水を頻繁に飲んで、むりやり栄養補給し、たまたま国試で持っていたホカロンを張って回復に努めました。

 

3日目は自助努力の成果が出て、喉は激痛がするものの全身倦怠感などが軽減したので、解熱剤を飲めば動けるレベルになりました。帰国さえすればという思いしか頭になく、何をしに来たのか分からなかったです。それでも翌日に無事帰国し、調べていた手はずで航空会社の人にお願いして早い便で地元に帰ることが出来て良かったです。(冷静に今振り返ると感染防御の点から飛行機に乗るのはまずかったとも思いますが、その時は冷静に判断出来ず、マスクをびっちり付けることで対応してました。)

 

今回で学んだこと

僕は疾患を捉える時に頻度と緊急度、重症度を軸に考えます。今まで風邪を引いた中で考えても、”いわゆる風邪”は成人の場合だと頻度→多、緊急度→低、重症度→低に位置づけられるし、今でもその考え方に違いは無いです。

 

一方で、もう一つの軸にライフスタイルがあるというのはよく聞く話で、僕は今まで風邪程度の病気で心配などしたことがなかったのでピンと来てなかったのですが、ただの風邪でも異国で随分感じ方が違ったので、疾患名だけで捉えて位置づけるのは危ない考え方だと再認識しました。当たり前の話ですけどね。

 

大げさに言ってると思われるかもしれませんが、やはり自分のテリトリー外で起こることは怖いです。僕は薬や対症療法といった知識があったのでまだマシですが、それでも違う病気なのではないかとも思ったりもしたので、一般的な人にとっての軽い病気など存在しないと思いました。

 

医者が患者を馬鹿にして扱う場面も多々目にし、心因性とかで精神科送りにする所や何も説明せずに寝たら治ると返す医者もいます。忙しい業務の中で全ての物事に対してリソースを割くのは難しいと思いますが、業務ライクでも患者の気を察せられる人間になりたいと真剣に思いました。