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僕が医者になるなんて胃が痛い。続

胃が痛い医者人生をより良く生きるために

問題演習はどこまでやりこむか

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今回はアウトプットをメインに書こうと思う。

僕自身、問題をひたすら解くスタイルは好きでは無かったので問題演習量は少ない。

それでも国家試験には必要十分な量が出来たので問題無かった。

 

色々なスタイルはあると思うが、せめてこれ位というラインを引こうと思う。

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縦で解くのは一周目問題で十分

僕はメジャー科に関してはMECテキストの☆問題、小児・産婦人科はmedu4、マイナー・公衆衛生はQBを用いて演習した。この際にはセレクトされた問題で十分でこれ以上解く必要はない。出る確率も低く、出たとしても難しくて分からないので結局時間の無駄になる。

 

テキストに一般事項で大事な所は全て書いてあるので、そこでを覚えたことを問題で確認するという作業に過ぎない。最初の段階で深くまで突き詰めるのは無理なので、知識の定着を測るという意味でセレクトされた問題を解くというのが丁度良い。

 

僕が印象的だったのはSIADHである。初学ではただADHが出て低Naになる位の理解だったが、直近の難しい問題や基礎的な問題を繰り返すことで、病態の深さを一番体感した疾患だった。実際に内分泌などの考える科目は思考を繰り返すことで定着する。ここでいたずらにノイズの多い鮮度の低い問題をこなすのはもったいない。

 

結局はCBT対象疾患をどれだけ深く追求できるかが鍵になる。その上でマニアックな知識に関してはテキスト内に書いてある事や直前講座で叩き込めば良いので無闇に演習するのは時間効率が悪い。

 

同じ問題を何回も解かない

大体の人は理解していると思うが、問題集を均一に周回する必要はない。完璧な思考で二度と間違わないと思った問題はお別れするべきだ。具体的なやり方については僕が尊敬している”Yorkeさんの医師研修医記録-QBについて”がとても分かりやすいので参考にして欲しい。

ameblo.jp

 

僕はこのやり方をよりシンプルにし、二度と解かないと思った問題には大きな×をつけた。全部が×が付くほどはやり込みはしなかったが、問題集が削られていく感覚は好きで、終盤にはラスボスしか残らないので効率は良かった。

 

内科100セットは神

僕が一番お世話になったのは医師国家試験データベースの内科100セットである。この問題は穂澄先生によって選び抜かれた100回以降の内科問題で、非常に演習効果が高いセットだった。当然解いたことのある問題もあるが、最低限ここにある問題は完璧にするというラインとしてはこれ以上ないくらい美しい配列だった。

 

僕は6年次以降の内科の演習は後期講座の問題を除いてこれしかしていない。合計で3周くらいしたが、やり込んで良かったと思える内容だった。やはり鮮度の高い問題を深くまで追求することが一番の近道だと思われる。

 

解説が無いから不便と思うかも知れないが、僕は逆に解説が無いからこそ突き詰めて勉強出来たと思う。QBのように情報過多な媒体は好きでは無く、自分で研究することに意味がある。当然分からないこともあるが、その時は図書館のQBを見たり、人に聞くなりして解決できる。

 

内科以外は横解きは必要ないか

僕は内科以外はアトランダムでの問題演習はしていない。よくある最初に疾患名が書いてあって、答えありきの演習しかしていない。僕自身それで困ったことが無いので、内科ほどの深さは必要ないのかもしれない。実際にマイナー科目で鑑別をいくつか挙げて考えるような問題はレアだし、小児・産婦人科もパターン問題が比較的多い。

 

僕がQBオンラインを持っていない事に起因していることかもしれないので、もっとアトランダムに解いていれば力が付いていた可能性はある。こればかりは実験も出来ないので分からないが、あくまでQBレベルの縦解きで本番は問題なかったと言及しておく。実際問題、マイナー産婦小児に至るまで問題演習を完璧にしている人はそれほどいないので、そこで水準を超えている。

 

やっぱり回数別が正義

これまでの記事でも再三述べているが、回数別が一番大切である。

www.igaitai111.com

 

問題の鮮度が一番高く、自身の受ける国家試験を予言するヒントが沢山ある。僕は4年分はしっかりと研究したつもりだったが、振り返ってみてもっとここに時間を費やせば良かったと後悔している。極端に言えば、フラットな知識を有しているなら回数別研究だけでも良いとも思えるくらい重要だ。

 

一番レバレッジが掛かるのは直前講座と回数別研究だと先人の言い伝えや、実際僕の体感した感じでも証明されているので、ここに力を入れて欲しい。完璧主義者で「麻酔科や放射線のQBもやらないと」といった考えが頭によぎるのは危険。確率の低い所にリソースを割く必要はなく、美味しい所だけを食い尽くすべきだ。

 

まとめ

今回はアウトプットの最低ラインを呈示した。当然人によってはQBオンラインを駆使して達成率を100%にすることが肌に合うかもしれないので、自分に合った問題演習をして欲しい。

 

僕みたいにアウトプットメインの勉強が苦手な人は”一周目問題+内科の横解き+回数別”という最低ラインを意識して勉強して欲しい。これだけを完璧にすれば悠々と国家試験に臨めるだけの力は付く。当然時間はかかる計画ではあるので、ある程度余裕のある時期から見通しを立てて取り組もう。