僕が医者になるなんて胃が痛い。続

胃が痛い医者人生をより良く生きるために

111回医師国家試験を終えて

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怒濤の3日間が終わり、自分の中で客観的に国試を振り返ってみようと思う。

 

  「研修医のレベルを上げるための布石」

これが僕が率直に抱いた111回医師国家試験のテーマであると感じた。 

 

内容としてはマニアックな知識を問う鬼問題も散見されるものの、初期研修に求められる”初期対応、抗菌薬、輸液、医学的素地”を問う問題の割合が多く、今までのクイズ王選手権のような側面が減り、総合的な判断力が求められていると思われた。

 

実際、僕が半年前からシフトした国家試験に合わせた旧態的な頭の悪い試験対策は殆ど意味を成さず、ある一定のラインを超えた後は自分がやりたい勉強をすれば良かったと後悔した。

 

その内容というのは、均一に予備校テキストの知識を叩き上げ、データマニュアルのような一問一答を繰り返し、マニアックな知識も含めて脊髄反射で答える問題を増やすというものだった。

 

しかし、そのような対策をしても取れる問題というのは極端に簡単な問題、予備校がピンポイントで当ててくる知識に加えて数%程度差がつくであろうマニアックな知識であり、残りは持っている知識をどう使うか、しっかりと意図を汲み取れるかといった頭の良さを問う側面が大きかった。

 

また、実習で見たかどうかという点も問われているが、これに関しての十分な対応は現状では不可能である。臨床実習での達成目標が均一化されていない中で、見たから出来るといった問題は受験生に酷であり、また、実際に行われていることが標準的な事である保証もないからである。

 

具体的な例を挙げると111B1の腰椎穿刺の問題で、僕はオペ室で右側臥位で行っている場面しか見たことがなかったのであまり考えずにdを選んでしまった。

 

よく考えてみると頭側に針先を向けることを考えると右利きの場合、左側臥位の方が常識的にはやりやすいので答えはeである。(当然右でも出来るが)

 

このように微妙な知識がノイズになることもあり、その場勝負で頭を回転させられるかといった点が得点に繋がる場面が多い。

 

以上の事から今後の国家試験を対策するに当たっては、今までの過去問一辺倒の勉強法だけでなく、より新鮮で頭を使う実践的な勉強を加える必要があると感じた。

 

この傾向は形骸化した知識の羅列を学習する頭の悪い勉強から、知識が何に役に立つかといった能動的視点から学習することを促進させるので意欲的な医学生にとっては朗報である。

 

前ブログからの移行に当たって、112回以降の受験生にとって僕が今の視点から考える最適な勉強方法を今後の記事にまとめようと思う。

 

様々な情報が錯綜する中で、少しでもこのブログが役に立てば幸いである。